果無山脈 Day 2
19時半頃には眠気が襲ってきて、20時頃には一旦寝入ったが、夜半にゴーゴーという嵐のような風の音で目が覚めた。
うつらうつらしながら、眠りかけたら更に山鳴りのような凄まじい風の音に、ハッと目が覚まされる。
隙間風も吹き込み寒いというのもあるが、それ以上にうるさい。
確かに寒いが、例の新型KLYMITのおかげで、かなり凌げた感はある。
これを二枚使って身体に巻いて寝ると、相当快適だろうなと思った。
そうこうしているうちに、いつしか眠りに落ちたようだ。
次に目が覚めてのは3時前で、そこそこ眠れた感があったので起きる事にし、コーヒーを入れた。
ブナノ平ビバーク地1121m、ちょうど6時に日が昇った。
ブナノ平〜石地力山〜果無山〜果無峠〜八木尾〜熊野本宮大社
そこの西向きの断崖からは展望が良かった。
ブナノ平から30分ほど。
しっとりと静かなところだ。
果無山からは3分ほどだったので、小辺路をやるときには取り敢えず、果無山山頂に寄って行くことをお勧めする。
左へ降りれば果無集落・十津川方面。
果無集落には一度行ってみたいと思うが、それは次の機会に、小辺路をやるときにでも。
なので、右手本宮方面に下る。
北風が当たらなくなったので、快適な暖かさになってきた。
峠からすぐのところで、今回二人目の登山者とすれ違う。
冷水山まで登り、黒尾山山頂下の林道にデポしてある自転車で、車を停めてある本宮道の駅まで戻るそうだ。
遠く、雲取越まで望める。
やがて、眼下に七色の集落と熊野川が間近に。
ずいぶん下りてきたが、下山のときは名残惜しさが膨らんでくるのはいつもの事。
あと少しか。
八木尾の県道に降り立つ。
小辺路果無峠の出入り口にふさわしいアプローチだ。
中辺路と合流?し、今回最後のトレイルに入る。
半年ぶり。
ついこの間のように思えるが、半年前に来たということは、どちらかと言えば頻度が高いという事だろう。
もはやこの鳥居も、どうも見慣れた感があるなあ.....
帰りの紀伊田辺行きのバスまでに、一時間ちょっとあるので、熊野本宮から三つ四つ先のバス停にある渡瀬温泉に、先に来る新宮行きのバスで行って、ひと風呂浴びて帰る事にする。
バスで来た時には、このパターンが鉄板になりそうだ。
渡瀬温泉は、昨年秋サイクリングに来た時に、ここの川向こうのキャンプ場でテン泊した時に入った、露天風呂が広くてゆったり入れる温泉だ。
またタクさんのお勧めで、同じこのバス路線にある次の温泉、ひなびた感のたっぷりの湯峰温泉もこのパターンが使えるので次の機会には。
バスに揺られること1時間半ほどだったか。
紀伊田辺の駅に着くと、土産を買ってしばらくで上りの各駅停車に飛び乗り、マイカーを置いてある次の駅芳養で下りた。
by hoshigarasu7 | 2016-03-30 22:38 | trans mt. running