Trans Northern Alps Day 2 ③灼光の刻
ここの登りも風が無くかなりの暑さであったが、高橋君と
薬師岳頂上はこの時間ともなると、ほとんどが薬師岳山荘
が、行く先の遥か北薬師岳の直下、ガスの切れ間に人影を
しかし、北薬師岳まで来ると誰もいなかった。
夕刻の斜光と千切れ飛ぶガスの演出で、まるで地の底にま
高橋君は下りが苦手らしく、この風景に少し気が滅入って
途中、2832mピークを少し登り返したところで、初老
やはり、先行者が居たのだ。
小屋泊で夕食の希望であることを、先着したら伝えておい
しばらく、高橋君も遅れ気味になり始め、彼にも同じこと
相変わらず夕陽と千切れ飛ぶガスの不思議な下りの風景に
やがて、傾斜が無くなり、ガスの中に入ってしまった事に
スゴ乗越小屋も近い。
時折、雲が千切れ飛んでくる。
高橋君にとっては、もはや苦痛の下りのようだが、自分にとっては快適な尾根の下りだ。
またもや、雄叫びを上げてしまう。
またもや、雄叫びを上げてしまう。
下り傾斜が緩み、ガスの帳が少し濃くなった頃、コバイケイソウの草原に飛び出した。
この光でのコバイケイソウは十字架に見えて少し薄気味悪い感じがする。
そしてしばらく平坦な道を行くと、かすかに発電機の音が聞こえてきた。
スゴ乗越小屋も近い。
この光でのコバイケイソウは十字架に見えて少し薄気味悪
そしてしばらく平坦な道を行くと、かすかに発電機の音が
スゴ乗越小屋も近い。
by hoshigarasu7 | 2013-08-21 16:57 | trans mt. running